シルバニアファミリー論
女の子というと、
彼女らが興奮するコンテンツは五万とある訳なのですが、
東京ディズニーランドの昼パレードよりも興奮するコンテンツが
「シルバニアファミリー」なのであります。
ドラえもんの放映時間のCMでしょっちゅう流れていたので、
シルバニアファミリーを知らない方はほぼ居ないと思うのですが、
良くご存じない方のために参考写真を以下に添付しておきます。
ご覧のように、
今時こんな贅をつくしたファミリーなんて南青山あたりにしかいね えよと木更津市民なら突っ込みをいれて仕舞うのですが、
兎やリスといった猛獣の類いが雑居している家で繰り広げられる煩 悩の日々を反芻しては、
しかしこのシルバニアファミリー、
そのお値段も非常にブルジョワな訳でありまして、
現にひもじかった我が家では
母親が「ぜいたくは敵だ」と、 この人は竹槍でB29に立ち向かっていくんじゃないか思うぐらい 財政緊縮策を採っていたため、
なんとか交渉して購入してもらったシルバニアファミリーも、
羊が住むような納屋と、メス兎1羽、子リス2匹という
こうなってくると、「オス兎がいるものと仮定して」 といったような
存在しない持ち駒を使って妄想のシナリオ組むという荒業を覚える ようになり、
妄想力が抜群に鍛えられます。
子供の脳を鍛えるために設計されたものが多いと聞き及びますが、
中途半端なシルバニアファミリーには
「妄想力を鍛える力」が備わっているのです。