真木よう子が母親であることを自慢したい

 

政治議論が盛んであった古代ギリシアにおいて、時の衆愚政治を悲観したプラトンは、
イデア論に基づく「哲人国家」の実現を提唱しました。
 
 
この哲人国家をダイジェスト版でお送りいたしますと、
 
①そもそも人は血のつながった子を甘やかすので、生まれた瞬間病院でみんなシャッフルしちゃおう。
②血に基づく馬鹿な情で育てなくなるから、凄く厳しく教育・育成できるね。
③その中から出てきた時の哲人が血縁に拘らず、全体のことを考えて本気モードで政治をすればアホが政治の世界に蔓延ることはなくなるねえ
 
 
だいたいこんなことを言っています。
到底現代では実現不可能な施策ですね。
 
 
福山雅治主演映画の「そして父になるが当たり前すぎて誰も感動しなくなる訳ですので、
それはそれはとんでもありません。
私も真木よう子に育成されたい。
 
 
もし真木よう子が母親であったら、と妄想すると、
「あっ、一応東京大学です」と謙遜しながら周囲の就活性を薙ぎ払う巨神兵的就活生のごとく、
授業参観で「あれ真木よう子じゃない?」と現場が騒然とする中、
「あっ、一応ぼくの母親です」と謙遜してみたいものです。
 
 
そんな下らないことはさておき、
哲人国家と似たような究極の平等主義、能力主義は歴史的に共産主義思想として結実しますが、
結果として20世紀のうちに瓦解しています。
人間には上手く運用できない政治システムなのかもしれませんね。
 
 
しかしながら、私利私欲よりも国家などの大きな枠組みで物事を捉えていこうとする考え方は、地球全体の問題解決のために活動するNPO団体等に受け継がれています。
 
 
全体のため奉仕しようとするマインドを持った方が少しでも増えてくれば、世の中は結果として良くなっていきますね。