滝廉太郎メガネ

 

最近滝廉太郎みたいなメガネをかけている人が増えましたね。
 
 
時代は流転するもので、滝廉太郎メガネから初芝がかけていたようなメガネ、黒縁メガネ、グニャグニャになる多機能メガネ、と流行が循環していくことを思えば、
 
 
ほっとけば2002年メガネが再び流行り出すやもしれません。
 

f:id:eotoco:20190115145748p:plain

 
メガネといえばのび太くん、視力が弱い、がり勉でインドアというように、
「闊達」とは逆にちかい印象を与えるツールですが、
草食系男子全盛の昨今に当たっては、どうもこれがインテリっぽい印象を与え得るものとして重宝されているようです。
 
 
男児が比較的オラつくことなく、大人しめの方向性に向かっている理由(草食化)をでっち上げてみると、
国民全体が貧しく日々の暮らしが不安定な経済基盤におかれた状況下においては、
誰もが私権闘争を繰り返し、
記号的消費ともいわれるような「酒池肉林」の独占こそ
私権闘争を勝ち抜くための「力の基盤」を指していたため、
 
 
男はそれらを獲得していくために他人を蹴落としてでも這い上がっていこうとする
筋肉系、パワー系、オラついている系、金銭等、権力に圧倒的価値基準が設定されていたものの、
 
 
一億中流時代を経て国民に中流意識が根付くと、
飢えへの圧力が相対的に低下し、それによって私権闘争を支える力の基盤が崩壊、
闘争活力を失った男児は各員思い思いのベクトルに霧散して、
そこに時を同じくして男女共同参画社会の理念が浸透していったため、
 
 
生物的には男子よりも優秀な女子が経済的に独立、
男子の「力の基盤」を軸とした専制体制からは解脱した草食系が隆盛となる訳です。
 
 
そしてしまいには迷子になって
「踏みつけられたい系男子」が一部で出現してしまうことになります。