現代の詐欺プリ技術~ものづくり大国ニッポン~

 

 

文化の変化サイクルは日に日に早まっているように感じます。
 
 
私が小中学生だった約10年前の文化ですら、
すでに「え?そんなことあったの!」と旧石器化してきており、
まさに行雲流水、諸行無常の響きがあるのです。
そしてそれは隆盛を極めた「プリクラ」も例外ではございません。
 
 
プリクラ文化ど真ん中の我々の世代では、
前略プロフという自己紹介サイトに掲載されている、
おおよそのアイデンティティを喪失した顔面のプリクラを閲覧して
間抜けな男子中学生が尽く地雷を踏みつけ、
ことごとく討死するということが日常茶飯事に横行していたものです。
 
 
いつしかプリクラは「下剋上ツール」としての名声を一手に集め、
男子の根源的意識の中に「プリクラは信用するな」
というリアリズムへの回帰を芽生えさせるまでに進化し、
 
 
女子は女子で、
真っ向からご丁寧に「詐欺プリ」とプリクラに堂々とその機械の優秀さを宣伝する一筆を入れることで、
「可愛く撮れてるけどこれは機械のおかげだけどね!あとはお前らの想像に任せるよ!」
ソルティライチに含まれるひとつまみの沖縄海塩ぐらいひとつまみの謙遜を示して背徳感を打ち消しすという、
 
 
プリクラを巡って両性間で意地と意地の張り合い、
ライアーゲームが跋扈する形相を呈してしまったのです。
そのうち松田翔太
「このゲームには、必勝法がある…!」と言い始めるに相違ございません。
 
 
こんな文化を形成してきたプリクラですが、
昨今スマートフォンの手軽さと、写真修正能力の高まりもあって、
プリクラ文化はスマホにとって代わってしまうことになります。
 
 
ここで、
スマホでの詐欺プリ能力を見てみることにしましょう。
 
この大根が

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こうなる
 

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そうです。
 
 
文化の変化サイクルは実に加速度的だといえるでしょう。