牛乳を最初に飲もうと思ったやつの話

  
会社の同期とサシで鍋とお酒を飲んできました。
別にお互いが惹かれあって「君の瞳にメニスカス!」
なんて感じの真夏の三ツ矢サイダーよりも青春していたとかそんな訳じゃあなく、単に消去法とノリとひとしおの友情でサシになっただけです。
他意はございません。
 
 
お話も弾んでノリとひとしおの友情が原因で予定よりも多くお酒を飲んでしまったのですが、
お酒を飲んだ後の冷えた牛乳というものはとても最高です。
 
 
牛乳は栄養価が高すぎて身体に悪いから飲むなと誰かから聞いたのですが、
これがなかなかやめられないものです。だってとってもおいしいんだもん!
 
 
私はよくおいしい食べ物に遭遇するすると、「この食べ物を考えた奴は天才」と思うのですが、
人類で一番初めに「牛乳、是飲むべし」と思って飲んだ人間についても当然想いを馳せる訳です。
 
 
そしてつくづく、この牛乳を飲もうと最初に思った人間はとんでもない変態大魔神つ天才だと思うのです。
※以下、見苦しい乳の連呼が含まれます。あくまでも学術的利用によるものであり、執筆者が乳に対する強烈な執着心を抱いている変態であることを示すものではございません。
 
 
乳が好きで好きで仕方がなくて、最早乳ならなんでも良いという、乳のゲシュタルト崩壊乳の自暴自棄に陥っていた凶暴な1人の変態の命を俗世に繋ぎとめたのが、たわわに実った牛の乳房であったと推察できます。(通り魔がだれでも良かったというのと同じ論理ですね)
 
 
そして乳から滲み出る母乳(牛乳です)に何を思ったのか舌を差し伸べた訳ですね。
それが凄くおいしかったんだと思います。
変態は以降こっそり牛を匿って牛乳をすすり始める訳です。
しかしそんな牛とのテラスハウスが明るみになるのは時間の問題でした。
 
 
観念した変態は自らの愚行が世間に晒されるよりも、人類がこの乳に舌鼓を打つことの方が望ましいという崇高なる自己犠牲の精神、はたまたベンサム的な最大多数の最大幸福の理論に基づき、
『みんな聞いてくれ!牛のおっぱいがおいしいぞ!』アゴラで絶叫し、赤面のあまり命を落としてしまいます。
 
 
彼の必死の訴えが全米を感動の涙の渦に巻き込み、変態認定ラインは「牛乳はセーフ」にまで改善され、我々人類が安心して牛乳を飲めるのに至る訳です。
 
 
おそらくこの変態はシュメール人のだれかだと思いますが、1人のスケベ行為が歴史を創った瞬間だと思います。牛乳を飲む人類はみな感謝するべきなんじゃないでしょうか。
 
 
当然、牛にも感謝ですね。