教えて!変態おじさん! なんで女子はアボカドが好きなの?篇

 

街行く女子がだいたいむしゃむしゃと食べているのが、
何を申そう、アボカドなのじゃ。
 
 
アボカドの謳い文句は、決まって「女性に人気!」な訳なのじゃが、
なぜそれほどまでに女性はアボカドをむっしゃむっしゃと蹂躙し続けるのであろうかの。
それには、遺伝子の存続をかけた、悲しい闘争精神が関わっているのじゃよ。
 
 
新古典派経済学の論理に則ると、人間は限られた資源の中で、消費行動によって得られる効用が最大化するよう、合理的な選好に至ると前提づけられていることは火を見るよりも明らかじゃ(新古典派経済学は地球資源を無限と捉えているので消費‐効用理論は昨今破綻していると弾劾されますが)。
 
 
女子は限られた資金と、か弱い胃袋の容量のキャパシティの中で、どのような食生活を全うしたいと恋願っているのかというと、
 
「急がず、焦らず、太らず、面倒にあらずに、必須ビタミンを摂取し、減量生活に打ち克つ」
ことを旨とする私的帝国の絶頂ともいえる糧秣の出現を今か今かと臥薪嘗胆の思いで耐え忍んできたのじゃよ。
 
 
どうやら、それをみんなみんな叶えてくれるドラえもんみたいな果物こそが、
何を隠そう、アボカドということなのだぞい。
 
 
では、アボカドが選好されることの考察はこのあたりにしておいて、
そもそもなぜ女子は「急がず、焦らず、太らず、面倒にあらずに、必須ビタミンを摂取し、減量生活に打ち克つ」食材を追い求めているのかというと、
 
 
上述したような「遺伝子の存続をかけた闘争状態」がその所以としてあるように思えてならんの。
遺伝子の存続をかけた闘争の最たる例が、美容なのじゃ。
 
 
女子がなぜ美容をするのか、ということを考えると、それは男子諸君に積極的に選考されるたよう、遺伝子によって操られているからなのじゃ。
 
 
女子が男子により選好されるためには、つやのある肌、美しい髪、そしてより黄金比的なスタイルを入口商品として、人間性を売っていかねばならないが、
 
 
その考え方をなぞると、美容とは、遺伝子生存をかけた軍拡競争の1つと捉えられるの。
よりその軍拡競争を優位に進められる合理的な食材が、今はアボカドという塩梅じゃ。
 
 
人の美に対する価値観は時代によって変わるので、
その美的価値観に引っ張られて、「女子に大人気な食材」は移り変わっていくことであろうの。
今ではオヤジの専有食物と称される「エイヒレがシーザーサラダにのっている時代ももしかしたらあり得たかもしれないと思えてならんわい。