貞子と伽椰子の商圏バッティング

 

映画よりもゲオのDVD派というケチな家系に産み落とされたので
基本的には映画館に足を向けることはありません。
スターウォーズ新作のような有事においては、然るべき対応を直ちにとり、息を吐くかのように劇場に着席するぐらいです。
 
 
広告やカミングスーンは結構みるので、
公開日からゲオの棚で旧作になるまでを妄想しては、
「これはカミング一年後だなあちくしょう」等とケチ心極まっている訳です。
 
 
最近とりわけ気になっているのが、「貞子vs伽椰子」という異種格闘技戦ものです。
 
 
いや待ちなさい、貞子と伽椰子が怨念そっちのけで女子の喧嘩(上履きを隠す・シカトをする・髪の毛を引っ張る・根も葉もない恋愛関係情報を流布するetc)をしていたら、
いつも呪い殺されている要因の人がとっても暇人になってしまうんじゃないでしょうか、
 
 
なんていう素朴な疑念がふつふつと湧き上がっては悶々とせざるを得ません。
 
 
貞子さんと伽椰子さんのようなレジェンド級の妖怪は、
はたまた湘南ナンバーのエルグランドとセルシオみたいに
「なんだこらてめえ~」と縄張り争いをするほどに商圏がバッティングしているんですね。
呪われる側の地元民はたまったものではありません。
 
 
なぜバッティングが起きたのかを妄想しますと、
ひとまず呪える人口=商圏人口×呪いにひっかかる率
と定義するとします。
 
 
呪いにひっかかる率(生産性)は、彼女らはWebマーケやDM等の集客ツールがうてないので、
貞子及び伽椰子の叩き上げられた営業力でじわじわ上げていくしかありません。
そこでてっとり早く呪える人を集客するためには、心霊に興味津々の阿呆な若者が多い商圏へと進出する羽目になるので、商圏バッティングがおきてしまうのかもしれません。
 
 
「貞子vs伽椰子」のようなとりあえずバトらせてみた系の映画は「エイリアンvsプレデター」や、最近でいうとアイアンマンとキャプテンアメリカ仁義なき戦いおっぱじめて「シビルウォー」してましたが、
私にはローマ帝国の「剣闘士」的な余興に感じられます。
 
 
人間は何かと夢の共演殺戮系バトル、穏やかに言えば異なる世界観の融合とその総和に興奮するようにできているのかもしれませんね。
それを最も体現したのが、大乱闘スマッシュブラザーズであったりする訳です。