花粉

 

 
もしも花粉がティンカーベルの妖精の粉だったら、
日本人は空飛ぶ民族になっているに違いない。
 
 
毎日コツコツ飲んできた花粉症の薬。
道ゆく人々に「花粉が飛び始める1か月ぐらい前から飲み始めると大分よいですよ」
と畏れ多くもドヤ顔でアドバイスしていた私ですが、
 
 
一日だけ花粉症の薬をさぼってしまったところ、
3分おきに鼻水をかまねばならない事態に。
 
 
この3日間でリアルに鼻水4リットルぐらいでたかもわかりません。
腰が痛くなって頭がフワフワするので、仕事の効率が大変悪化します。
 
 
1日サボった自分が確実に悪いのですが、脳に酸素がいかなくなると素直でなくなるものでして、
まるで「店長を出せ」と駄々をこね繰り回す恥ずかしい大人のように、
「どうもおかしい、たった1日飲まなかっただけでこの仕打ち、どうもおかしい」
と責任の所在を求めては悶々としておりました。
 
 
責任の所在の旅
 
 
・戦争で国土が荒廃して、木を植えなくてはならなくなった
→戦争が原因。カーチス・ルメイのせいなのか、ルーズヴェルトのせいなのか、ハルノートのせいなのか、東条英機のせいなのか、石原莞爾のせいなのか、戦争の責任は非常に曖昧なのであります。
 
 
・花粉が飛ぶのが悪い
有性生殖は遺伝子のリスクヘッジによる種の保存には適したシステムですが、如何せんその生殖に至るまでのプロセスにおいては、人間を含めて非常に非効率的と言わざるを得ません。
その非効率性の下では、花粉症といった外部不経済をもたらしています。
こうなると有性生殖のせいとなりますが、これも責任の所在が非常に曖昧で、強いて言うなれば「神」あたりが悪い